これに対し、不特定多数の企業、ユーザーでクラウドコンピューティングを共有しサービスを享受する「パブリッククラウド」があります。これは企業のビジネス利用はもちろん、Webメールやオンラインストレージなど個人から企業までさまざまな形態で利用できるサービスが主となっています。ラウドを、「利用者が、利用したいものを、利用したいだけ、利用するということに専念できるようなIT消費スタイル」と捉えることを提案したい。これではあいまいで、「定義」としては不十分なのは承知のうえだ。
利用側の企業や個人ユーザーも、上記のような使い勝手の実現を目指すものだと考えておけば、少なくともそれぞれの製品やサービスがどういう方向を目指しているかが分かるし、期待を裏切られたと思うこともないはずだ。
しかし、クラウドという言葉を冠したすべての製品やサービスの目標は、このことにほかならない。そして、クラウドは、上記の意味を持つからこそ重要なITトレンドであるといえる。
このように一言にクラウドサービスと言っても2種類のクラウドがある上、同じ企業利用であっても、プライベート、パブリックのどちらの利用もありえることが、クラウド自体の定義が一致していない(=ユーザーも混乱しやすい)大きな理由になっています。