ここ数年、インターネットが様々な状況で進化していて、更に利便性が向上しています。クラウドサービスは、インターネットが進化したという点では最も象徴的なサービスということが言えるでしょう。

したがって最近では、その使い勝手の良さもあり、社内の情報だけではなく、従業員や顧客情報などもクラウドサービスを利用している企業は増加の一途というのが現状です。

一方で日々ニュースなどでも顧客情報が流出しているというような内容の報道がなされるように、ハッカーなどの攻撃によって情報が流出するということも多々起きていて、その場合重要な情報が対外的に流出してしまうと、顧客だけではなくその企業にも大きなダメージを与えます。そのため、クラウドサービスにおいて最も大事なことは何かというと、セキュリティ対策になります。

クラウドサービスについてもう一度復習してみる

そもそもクラウドサービスというのはどういうものかということを復習したいと思います。クラウドサービスというのは、ファイルやデーターをパソコンやスマートフォンなどの端末ではなく、インターネット上のサーバーに管理・保管するものです。一般的に端末に保管をしておくと、ファイルやデーターを利用する場合に、端末のOSやインストールされているアプリケーションに依存するため、OSや対応するアプリケーションがないと利用や編集がやりにくいというデメリットがあります。また、データーの共有もそれぞれの端末に保存されていたりすると、メールなどを使わないと共有ができないため、業務が遅延する恐れがあります。

一方でクラウドサービスにおいてはそのサービスにログインすることが可能であれば、データーの閲覧だけではなく、権限さえ付与されていれば編集なども簡単にすることが出来ますし、何よりもOSやアプリケーションに依存しないケースがほとんどですので、簡単に共有することが出来るため、業務の効率化が促進されます。

クラウドサービスの安全性について

では実際に安全という点から見ると、クラウドサービスは個別の端末や社内サーバーと比べて安全なのでしょうか。つまりクラウドサービスにログインするためには、IDとパスワードが必要になりますが、これがあれば誰でも簡単にログインすることが可能なため、アカウントやパスワードの設定方法、あるいは端末のセキュリティ対策によっては色々と問題があると言わざるを得ません。

ただ、一方でセキュリティ的にも大きなメリットがクラウドサービスにあります。一つは社内サーバーを保有している場合には、社内の担当者が定期的にサーバーのメンテナンスやセキュリティのアップデートなど行う必要があります。このためには人的なパワーがどうしても必要になってきます。ところが、クラウドサービスの場合は、そのサービスが日常的にメンテナンスやセキュリティに関するアップデートなどは自動的に実施されますので、社内に情報セキュリティについて詳しい人がいない場合でも安心して利用することが出来ます。

また、社内サーバーの場合、サーバーが物理的に社内にあるため、万が一停電や自然災害等でデーターが破損してしまう可能性はとても高いですよね。もちろん、そういう状態を見越してバックアップサーバーを用意している場合がほとんどだと思いますが、物理的にサーバーが破損した場合に、データーの取扱が極めてこんなになるということは間違いありません。一方でクラウドサービスの場合には、データーはクラウド上にありますので、自然災害等でサーバーが破損するということはないため、データー保護という点では極めて安全な状況です。また、クラウドサービスの場合にデーターセンターで管理されていますが、拠点ごとに分散管理している点でも安全と言えます。

ただ、冒頭にもご案内しましたようにクラウドサービスにアクセスする端末の設定によってセキュリティへのリスクが変わってきますので、しっかり社内で管理する必要があるのは言うまでもありません。