クラウドサービスとは、従来通常のコンピューターで行っていたデーターのやり取りやソフトウェアをインターネット上で処理するサービスのことです。例えば通常のオフィスアプリケーションは、通常のローカルなパソコンで使用して処理をしますが、クラウドサービスの場合はインターネット上のアプリケーションのサーバーにアクセスをして、インターネットを通じて作業をするものとなります。要はインターネット上ですべての処理を行うサービスがクラウドサービスと言えますが、それが可能になったのは、インターネット環境がブロードバンドの普及によって、高速な処理ができるようになったことをあげることが出来ます。

このようにクラウドサービスが、一般のビジネスに浸透した結果、Webサービスの開発はほとんどクラウド上のインフラを使用して行われるようになり、このクラウド上のインフラサービスを多くの会社が提供している中、最も大きなシェアを持っているのがITの巨人というべき、アマゾン、マイクロソフト、Googleです。それぞれどのようなサービスを提供しているのかというと、アマゾンはAWS(Amazon Web Service)、マイクロソフトのAzure、GoogleのGOP(Google Cloud Platform)について、共通している特徴をご説明します。

ストレージサービス

クラウドサービスの中でも特に重要なサービスの一つは、ストレージサービスです。ストレージサービスはクラウドコンピュータ上にストレージのスペースを提供することで、ローカルだけではなくクラウド上で処理したデーターを格納して、重要なデーターを保存すると言う重要なサービスです。このサービスが有効なのは、万が一ローカルなコンピューターが何らかの原因で故障してしまった場合に、そのコンピューターに保存しているデーターを有効的に利用することが出来なくなってしまい、データーを救出することが出来たとしても、大変なことストがかかってしまいます。ところがクラウド上のストレージにデーターを格納していれば、ローカルなコンピューターが故障してしまっても、データーはインターネット上のクラウドコンピュータのストレージに保存されているので、重要なデーターは保護されるという仕組みになります。アマゾンのAWSで利用されるストレージはAmazon Simple Storage Serviceと呼ばれていますが、このサービスは2006年から運用されていて、今回ご案内している3大クラウドサービスの中で最も古く、99.99%の堅牢度とうたっていて、非常に高いセキュリティを誇っていると言われています。Azureの場合、Microsoftのソフトウェアを利用している企業であれば、非常に簡単にクラウドストレージにファイルを移行し、クラウド上で利用できるのが特徴です。Googleは、Google Cloud Storageという名称が使われています。

データーの解析

クラウドサービスでは膨大なビッグデータの分析基盤として利用されていて、AWSはRedshift、AzureはSQL Dataware House、GCPはBigQueryというサービスを提供しています。これらのサービスもそれぞれ特徴があり、Redshift、SQL Dataware Houseは分散処理に大きな力を発揮することが出来るので、非常に大きなデーターでも対応が出来るのが特徴です。一方でBigQueryはリソースを自動的に振りわけるので、Redshift、SQL Dataware Houseと比べて細かいチューニングの必要がないというのが特徴です。

従量課金制の料金体系

以上ご案内したアマゾン、マイクロソフト、Googleのクラウドサービスの料金体系は従量課金です。つまり、各社のサービスはクラウドサービスを利用した時間に対して課金されます。具体的にはアマゾンとマイクロソフトは時間単位で利用した分を請求されるのに対して、Googleの場合は分単位で課金される仕組みになっています。なお、支払い方法としてはクレジットカード決済となっていて、アマゾンとGoogleはドル建ての請求なので、為替に影響される場合もある一方で、マイクロソフトの場合は円建ての請求となり、為替に直接影響されることはありません。